セクシュアルハラスメントについて説明するとき【外国人雇用】

こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。

外国人材を雇用する際、セクシャルハラスメントについて説明をする必要があります。

いわゆるセクハラですが、日本でも線引きがだんだんと厳しくなってきております。

アメリカでは髪を切った女性に対して、キレイだねと言っただけでもセクハラになってしまうケースもあります。

セクハラになってしまう行為、セクハラに遭った場合の説明をしていきます。

セクシュアルハラスメントとは
性差はそれぞれ違うことの認識
セクハラになるポイント
セクハラに遭った場合の対処
外国人社員への説明
ワールドチアーズ協同組合

セクシュアルハラスメントとは

性的な内容の話や行動をして、他の働く人に損や嫌な気持ちを与えたり、働く場所の環境を悪くしたりすることを、セクシュアルハラスメントといいます。

対価型セクシュアルハラスメント、環境型セクシュアルハラスメント

① 対価型セクシュアルハラスメント

性的な内容の話や行動をされて、それを拒否や抵抗したことで、本人の地位が下げられたり、給料を減らされたりするなどの不利益を受けること。

（例）性的な要求を受け入れなかった人に会社を辞めさせるなど

② 環境型セクシュアルハラスメント

性的な内容の話や行動をされて、働く場所の環境が悪くなったので、本人の能力が発揮できなくなるなど、仕事に強い影響が出ること。

（例）触る、抱きつく、性に関する冗談を言う、性の体験に関係がある話をしたりうわさを流したりする、裸などの画像を見せる、職場にヌードポスターを貼るなどの行為により働く人が嫌な気持ちになり、仕事が手につかないこと。

性差はそれぞれ違うことの認識

例えば、本人は「お疲れ様」と肩を叩いただけのつもりでも、相手にとってはその行為がセクシュアルハラスメントに当たる可能性があります。このように、パワーハラスメント同様、加害者となる側が無意識のうちにセクシュアルハラスメントを行ってしまっていることが多いのが難しいポイントであり、外国人の方が加害者になることもあり得ます。

セクハラになるポイント

ポイントは、相手が不快な感情を示しているにもかかわらず、その行為が繰り返し行われ

ている点です。自覚がないまま加害者にならないよう、お互いの国の文化を理解すること

が大切です。

セクハラに遭った場合の対処

セクシュアルハラスメントに遭った時、本人に直接 NO と言える人は多くないかも知れません、（例えば目上の人の意向を尊重する文化もあります。）。

また、何がハラスメントにあたるのかの判断に迷うこともあります。そのため、ハラスメントかどうかの判断に迷った場合を含めて、誰にどのように相談すればいいのか、具体的に伝えておくことが重要です。

外国人社員への説明

① セクシュアルハラスメントには、２つあります。一つは、他の働く人に、性的な内容の要求をして、その人がその要求を断ったら、そのことを理由にして、その人の地位を下げるなど、他の働く人の環境を悪くすることです。もう一つは、聞きたくないのに、性的な内容の話や行動をして、その人を嫌な気持ちにさせ、働きにくくさせることです。

② セクシュアルハラスメントをする人は、「自分が相手に悪いことをしている」と思っていない（気づいていない）ことも多いです。ですから、セクシュアルハラスメントは難しいです。あなたが他の人にされるかもしれませんし、してしまうかもしれません。誰にでもリスクがあります。

③ 次のようなことは、あなたがもし、その人と仲良くなりたいと思ってやったことでも、セクシュアルハラスメントになる場合があるので、気を付けてください。また、もし、他の人があなたにもしこのようなことをして、あなたが嫌な気持ちになっているときは、誰かに相談をしてください。たとえば、○○課の○○さんに相談してもいいです。相談をしても、あなたの評価は下がりませんから、安心してください。

（例）

・他の人に触ったり抱きついたりする

・他の人に、または、他の人がいるところで、性的な内容のジョークを言う

・他の人の性的な行動の話をしたり、性的な内容に関するうわさを流したりする

・他の人に、裸などの画像を見せる

・働く場所にヌードのポスターを貼るなど

上記説明のようにセクシャルハラスメントに対して丁寧に説明することで、なにか遭った際、どのように対応すればよいかなどある程度理解することができるので、安心できる職場づくりにもなります。