良くある質問

外国人技能実習生はすぐに受け入れ可能ですか?
候補者の募集、面接、教育、各種手続き、申請等、入国・受入開始までの約6か月程度かかるのが一般的です。
何人でも外国人技能実習生を受け入れる事ができるのでしょうか?
受入企業が雇用している社員数によって、年間で受入可能な最大人数枠が決められています。
技能実習生の日本語力はどうですか?
技能実習生は入国するまでの間、母国で4ヶ月間、日本語を中心とした事前講習を受講します。その事前講習において、日本の文化、ごみの出し方や掃除の仕方など学びます。
入国後、1ヶ月間講習センターで日本語や日本の法律など学ぶため、配属時には簡単な日本語がわかり、話すことが可能です。
母国での事前教育の内容を教えてください。
日本語、日本の文化や生活、道徳、マナー、職業意識、5Sの基本などを総合的に学びます。
どんな職種でも技能実習生は受入れ可能ですか?
対象職種は限られた職種になり、令和2年10月21日時点で技能実習2号移行対象職種 82職種 150作業となっております。
※ 一部職種・作業については3号に移行することができませんのでご留意ください
技能実習3号移行対象職種 75職種 133作業
どこの国籍がよいですか?
技能実習生を受入れている方から実習生の情報を聞くことがすごく大事です。いらっしゃらない場合は監理団体に相談することをおススメ致します。職種によって国籍を選ぶこともあります。
文化や習慣の違いを心配しています。
母国で入国するまで通常3~5ヶ月の事前教育が行われ、日本語や日本の文化、必要になる法律や職種に対する基礎知識などが教育される他、法律で定められている入国後の講習でも同様の教育を行います。
また、技能実習生が配属された後も監理団体が定期的に巡回、監査を行い技能実習生の言語、生活習慣などの問題を解決します。
実習生の宿舎はだれが準備しますか?
宿舎は基本的に受入れ企業様によりご準備していただきます。制度では寝室の広さが実習生一人当たり4.5㎡以上必要です。
また入所前に備品も準備していただきますが、内容は組合よりご説明いたします。
社会保険に加入する必要はありますか?
日本人の従業員と同様に、雇用保険、健康保険、厚生年金保険の加入義務があります。
入国してすぐに、現場へ配属になりますか?
入国後約1カ月間は、日本語や法的保護講習が義務付けられているので、講習が終了してからの配属となります。
業務上で注意したほうがいいことはありますか?
従順がゆえに自己主張が弱くなり、コミュニケーション不足になりがちなので、積極的にコミュニケーションをとってあげることが、『事故』や『トラブル』の防止になり、さらに『やる気』につながり良いことづくしになります。
加えて、みんなの前で叱ると本人は恥をかかされたと感じ、意気消沈してしまいがちなので注意が必要です。
技能実習期間中に、外国人技能実習生が怪我や病気をしたらどうなりますか?
外国人技能実習生は入国後、実習生保険という保険に加入します。
技能実習生受入れ企業様には社会保険の加入手続きをしていただきます。社会保険加入後も自己負担3割分の料金も返済され、医療費の自己負担分の補填を計るとともに、傷害や死亡、後遺障害などの万一の事象もカバーされます。
技能実習生との雇用契約について教えてください。
日本人の労働者と同じく、労働基準法に従って雇用契約を結びます。(労働基準法は特に厳しいです)
残業や休日出勤は可能ですか?
時間外または休日の労働をさせる場合には、労使協定(36協定)を締結する等の手続きが必要であり、休日手当・時間外割増賃金等の支払いが必要になります。
技能実習生に携帯電話は準備しますか?
実習生は母国で使用しているスマホを持ってきます。日本ですとネットが使用することができないので、企業様の方で実習生の寮にWifiが使用できる環境を作っていただくことになります。(月額料金は実習生から徴収可能)
実習生は電話番号がないため、電話番号が必要な場合は、企業様で準備して頂きます。
実習生を受入れる場合、どのようなトラブルがありますか?
『遅刻』、『妊娠』、『途中帰国』、『交通事故』、『万引き』、『ケンカ』、『失踪』
このような事が起こらないように、送出機関が入国前に指導し、入国後も監理団体が監理サポートを行います。
失踪の心配はないですか?
技能実習生の失踪の主な原因は、『暴力、暴言、セクハラ』、『低賃金』といわれております。
そのほかにも原因等ございますが、受入れ企業様、監理団体、送出し機関の3社が団結して徹底的にトラブル防止、トラブルになった場合でも問題解決にしっかり対応し、失踪を防ぎます。
実習生が失踪した場合は、どうしたらいいですか?
実習生の失踪が発覚した場合は、監理団体の方へご連絡してください。監理団体が届出等を行います。
実習生を受入れた後は、休日なども面倒を見る必要がありますか?
休日にどこかへ連れて行かなければいけない決まりはありません。しかし、プライベートで関わっていただくことで、実習を円滑に進めることが出来るという事例もございます。
技能実習生が病気になったら?
当組合の全実習生が加入している実習生総合保険をお使いください。 実習生が病気になった場合、一旦、貴社で治療に要した費用を立て替えていただきます。 立替分は、実習生総合保険によって全額返還されます。 技能実習生の病気等については、社会保険が適用されますので、一旦本人が本人負担分3割を支払い、後に技能実習生総合保険によって本人負担分が補填されます。 なお、めんどうな請求手続きなどは基本的に当組合が行います。
実習実施機関(受け入れ企業)が注意するべきことは?
実習生に関するトラブルには、精神面で陥ると困る状態と、制度面から問題視されることがあります。
精神面で陥ると困る状態 ・コミュニケーション不足からくる相互不信 ・甘やかしすぎ・厳しすぎ 他。 制度面から問題視されること ・不正行為 ・2年目以降の、労働基準法に反する行為(最低賃金割れなど) ・社会保険への未加入等。
実習生のために準備する宿泊施設での注意点は?
宿泊施設として、生活をする上で必要となる空間と設備を用意しなければなりません。 実習生は、貴社の寮に入った時点では、自力で生活に必要な設備を用意するだけのお金を持っていません。 そのため、洗濯機や冷蔵庫といった生活備品も用意していただく必要があります。
家族の呼び寄せや一時帰国はできるのですか?
一時帰国については、技能実習生の家族の不幸などがあった場合、諸事情を検討した上で認めております。
ただ、同居の為に家族を呼び寄せることは不可能です。
面接の方法を教えてください。
基本的には現地面接を推奨しております。
候補生と顔を合わせて話ができる現地面接を採用する受入企業が大半です。企業の担当者が直接面接することで、採用後の仕事内容や待遇面、実習環境のミスマッチを防ぐことにもつながります。
現地面接に参加する場合、2泊3日~3泊4日ほど必要となります。
オンラインでの面接も可能になります。
面接でどのような質問をしたらいいですか?
面接でどのような質問したらいいかTOP3
第3位:過去に大きな失敗をしたことがあるか(そのときの原因→行動→解決まで)
第2位:料理をつくることができるか(日本で自炊するので栄養バランスの良い食事ができる)
第1位:希望の月収額(あまりにも高い金額をいう方は注意です)
面接のポイントを教えてください。
まず候補生に対する質問項目と模範解答をあらかじめ準備しておくことが大事になります。
仕事面での面接も非常に大事ですが、生活面での聞き取りも非常に重要になってきます。
このことを踏まえながら面接に取り組むと、内容の濃い面接ができます。
複数人採用をする際、気を付けることなどありますか?
例えば候補者を3名採用する場合、『その3人は共同生活してうまくいくか』、『リーダーはだれにするか』、『性格が合うか』などを想定する必要があります。
日本での生活でもごみ出しや、部屋の掃除、料理など当番を設けたりする必要があるので、
そのあたりも想像しながら、候補者を決定するとトラブルを避けていくことも可能になります。
技能実習生がイキイキするような雰囲気をつくり、少しづつ関係性を育むことで、能力を最大限に引き出せると思います。