人事異動の説明【外国人雇用】

外国人雇用

こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。

外国人材を雇用する際、会社で人事異動がある場合、人事異動の説明をする必要があります。

人事異動で離職につながるケースも多いため、しっかり丁寧に説明し、理解してもらうことが大事になります。

人事異動に関することとどのように伝えていけばよいか説明していきます。

日本と海外の人事異動の違い

日本では、会社から一方的に人事異動の指示を受ける場合も一般的です。

一方、外国ではポジションに応じて社員を採用することが多く、配置転換をするための人 事異動の発令権を会社側が有していることは少ないです。

そのため、事前の説明なしに転勤等を命じられると、外国人社員にとって理解できず、離職につながるケースも考えられます (これは、転勤先が本人の母国である場合も、同様です。)。

人事異動に関する説明

就業場所等で宗教上の配慮が必要な場合もあります。人事異動については、就業規則に明記することはもちろん、外国人に対してはあらかじめ、会社の規則に記載の事項や何年目でどのような異動や転勤があり得るのかという具体的なケースについて、丁寧に説明する必要があります。

人事異動の方向性

自身が望むキャリアパスとは関係ない部署への異動を命じられた際に、外国人の方は混乱することもあります。日本ではジョブローテーションにより全方位的な視点が養われるという前提を持つ人も多くいますが、外国人の方は同じではありません。

本人が異動を希望する場合

逆に、本人が 他部署への異動を希望する場合でも、在留資格の観点から、柔軟な異動が難しいケースが存在します。この前提の違いにも注意して、異動や転勤が決まった後ではなく、入社したタイミングなどで事前説明するようにしましょう。

外国人社員への説明例

① この会社には、たくさんの部署(会社の中で仕事の種類で分けた 働く場所)があります。その中から、会社は、あなたが働く部署を決めることができます。

② あなたは、いま〇〇部で働いていますが、会社が、あなたに「ここで働いてください」と命令めいれいすることがあります。あなたが働きたい部署ではないかもしれませんが、会社は、○○部で働いた経験が、あなたにとって大切だと考えて、あなたにそのように命令をします。

③ あなたは、どうしても仕方がない理由がないときは、会社の命令を断ることはできません。

④ あなたの在留資格は、働く内容が決まっています。そのため、あなたが「別の○○部で働きたい」と言っても、できないかもしれません。

 

人事異動でどんなメリットがあるのか、なぜ異動するのかこのあたりをしっかり説明をすることで、モチベーションも保つことができ、離職率も下げることができます。

ワールドチアーズ協同組合

HP:https://worldcheers.or.jp

Facebook: https://www.facebook.com/worldcheers2015

Instagram: https://www.instagram.com/worldcheers/

Twitter: https://mobile.twitter.com/worldcheers1

YouTube: https://youtube.com/channel/UCtJ5JbNovbKgvK2zi8zeEag

人事異動の説明【外国人雇用】

の説明となります。

是非この記事をご参考ください。

※この記事は外国人社員と働く職場の労務管理に使えるポイント・例文集を参考にしております。