有給休暇の説明②【外国人雇用】

① 毎年、給料をもらいながら取ることができる休みを会社からもらうことができます。
これを有給休暇といいます。短く「ゆうきゅう」と言うことも多いです。② 有給休暇は、国の法律です。心や体のために、働く人は、休まなければならないからです。③ 有給休暇は、病気のとき、病院へ行きたいとき、用事があるとき、旅行のとき、家族の用事があるときなど、自分のことのために取ります。理由はなんでもいいです。④ 休んでいる間の給料は、仕事をしている時と同じか、働いている時よりも少し少ないです。これは、国の法律です。⑤ 有給休暇は、あなたの好きなときに取ることができます。しかし、そのときあなたが休 むと会社がとても困るときは、会社はあなたに、休むときを変えてもらうことができます。

⑥ あなたが有給休暇を取るとき、上の人や一緒に仕事をする人は、あなたの仕事をどうするのか考えなければなりませんから、○日前までに、「有給休暇をとりたいです」と上の人に言ってください。〇日前よりもっと前に、有給休暇を取りたい日を決めたときは、 決めたらすぐに、上の人に言ってください。特に、〇日以上休みたいときは、早く相談してください。

⑦ あなたが、有給休暇を取りたい日に休むと、会社がいつものように仕事ができないとき、 会社は、あなたに、「他の日に休んでください」と言うことができます。これは、国の法律です。

⑧ 有給休暇を取るときは、上の人に言うだけではなく、一緒に仕事をする人にも「○月〇日に休みます。」「明日から〇日間休みます。」と言ってから休みましょう。あなたが休ことを知ったら、一緒に働く人は、仕事の準備ができるからです。

⑨ たとえば、「明日から10日休みます」と 急に言っても、だめです。有給休暇はあなただけが取ることができるわけではありません。会社は、みんなの仕事や休みのことをたくさん考えないといけないからです。

⑩ 有給休暇を長く取りたいときは、なるべく早く（○か月前くらい）、会社の人に相談したほうがいいです。あなたも休むことができますし、会社も準備ができます。

⑪ 有給休暇を取ることは、悪いことではありません。有給休暇を取っても、会社は、あなたが、がんばっていないと思いません。

⑫ 有給休暇は、もらった日から２年間使うことができます。２年の間に、使ってください。

⑬ 有給休暇は、有給休暇をもらった日から２年後になくなってしまいます。ですから、いつ有給休暇をとるのか、早めに考えたほうがいいです。