こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。
外国人材を雇用する際、書類選考から面接をして採用する流れで内定を出します。
内定証明書を発行し、外国人材の在留資格の変更、ハローワークの届出など様々な手続きを行う必要があります。
内定から入社までどんな手続きをすればよいか、詳しく説明していきます。
内定から入社までの流れ
STEP1 内定証明書・雇用契約書
内定証明書の発行
内定した証明書を採用した方に発行します。部屋を借りる際など内定証明書があると借りやすいなど、採用した外国人材が入社するまでの準備で役に立ち、必要不可欠です。
雇用契約書
労働基準法では、労働条件を明示することが定められており、必ず書面の交付等により明示すべき事項は下記のとおりです。
厚生労働省のウェブサイトでは、複数の外国語で労働条件通知書の雛形が用意されていますので、ぜひ活用してください。
https://www.otit.go.jp/youshiki/ ←参考様式（3）に雇用契約書のひな形があります。
雇用契約書の明示すべき事項
- 労働契約の期間
- 有期労働契約の更新の基準
- 就業場所・従事すべき業務内容 始業・終業時刻、所定労働時間超えの労働の有無、
休憩時間、 休日、休暇、2交代制等に関する事項
- 賃金の決定・計算・支払方法、賃金の締切・支払時期、昇給に関する事項
- 退職（解雇を含む）に関する事項
https://www.mhlw.go.jp/content/000481172.pdf ←厚労省のリーフレットを参考
STEP2 出入国在留管理庁【在留資格申請】
在留資格の申請・許可取得
労働条件に関する合意が得られたら、在留資格の取得に向けて申請に必要な書類の準備を進めましょう。会社側で準備すべき書類もありますので、全て本人任せにするのではなく、 本人と連携しながら進めてください。
STEP3 ハローワーク
外国人雇用状況届出
外国人材が入社した際には、外国人雇用状況を届け出る必要があります。（※） 届出は事業所の所在地を所管するハローワークの窓口で提出する方法と、オンラインで申請す る方法（外国人雇用状況届出システムを活用）があります。 なお、外国人雇用状況の届出は正社員だけでなく、派遣社員、アルバイトなど、全ての外国人労働者が対象となります。
雇用保険被保険者取得届
STEP4 日本年金機構
厚生年金保険被保険者取得届
厚生年金保険被保険者ローマ字氏名届
STEP5 健康保険組合
健康保険被保険者取得届
STEP4＆STEP５
社会保険加入手続き
日本では、国籍に関わらず労働保険（雇用保険・労災保険）や社会保険（健康保険・ 厚生年金保険）の加入義務があります。各保険の適用事業所は、加入要件を満たす外国人材が入社したら速やかに手続きを行う必要があります。
社会保険についての説明ポイント
１, 各保険の給付および請求方法
離職時の失業給付、労働災害発生時の保険給付、病気・負傷時の傷病手当金 支給などがあること及びその請求方法
2, 保険制度加入のメリット
会社が社会保険料を半分以上負担していること、年金や健康保険は、将来、永住許可申請時に必須の要件となること
3, 年金の脱退一時金制度
6か月以上年金に加入した外国人が帰国する場合に、納めた年金の一部について返金請求が可能
STEP6 出入国在留管理庁【届出】
中長期在留者の受入れに関する届出（雇用主）
所属機関に関する届出（転職者本人）
出入国在留管理庁への届出
外国人材を雇用し、新たな契約の締結後14 日以内に出入国在留管理庁長官に対して
「所属機関に関する届出」を行う必要があります。この届出を行わなかった場合には、20万円以下の罰金が科されることがあります。
「所属機関に関る届出」及び「中長期在留者の受入れに関する届出」につ いては、出入国在留管理庁電子届出システムを利用して、インターネットでも届出ができます。
上記のSTEP1からSTEP６までが内定から入社までの流れになります。
外国人材を雇用することは、日本人を雇用するのにプラスして入国管理局への届出が必要になるといった流れになります。
ワールドチアーズ協同組合
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内定から入社までの流れ【外国人雇用】の説明となります。
是非この記事をご参考ください。
※この記事は外国人材と働くためのハンドブックを参考にしております。
