健康診断について説明するとき【外国人雇用】

外国人雇用

こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。

外国人材を雇用する際、健康診断についての説明が必要になります。

健康診断の実施は法律で決められていますし、日本と海外でも健康診断に対しての違いもあります。

外国人材へ日本の健康診断はなにをするのか、どのように実施するのかの伝え方を説明していきます。

健康診断について

健康診断の実施は法律で決められています。

また、実施する検査項目についても国の規則で決められています。

会社は、働く人の健康を守る義務があるからです。

健康を損なってしまった人をそのまま働かせて、病気になってしまった場合、会社の責任として厳しく追及されます。

そのようなことがないように、年一回働く人の健康状態を把握して管理ができるようにします。また、有害な化学物質を取り扱う業務など、有害な業務に従事する労働者に対しては、半年に一回、特殊健康診断を実施する義務もあります。

さらに、50名以上の従業員がいる企業は、産業医を選任する義務もあります。

日本と海外の違い

日本では、健康診断が法律で義務付けられていることが広く認知されているため、「健康管理のため、年に 1 回健康診断を受けてください」と説明をするだけで足りる場合も多いで す。

一方、外国人の方は母国で健康診断が義務付けられていないケースもあり、X線検査、血液検査、採尿等を拒否するなどのトラブルになることもあります。

特に、X線検査には放射線が使用されるので、体に悪影響があるのではと考える方もいます。 1年1回(有害な業務に従事している場合は半年に1回)の検査が法律で決まっている こと、またこの法律は労働者であるあなたを守るために存在していること、さらにその労働者を雇用している会社を守るために存在しているといった理由などを明示しましょう。

また、実施する検査項目、拒否できるか、健康診断は会社がお金を支払うことなどについても事前に説明するようにしましょう。

① あなたは、1年に1回(特に危ない仕事をしているときは、半年に1回)、あなたが健康かどうかを調べる検査<健康診断といいます>を受けなければなりません。これは、法律で決まっています。

② 健康診断で調べる内容は、法律で決まっています。例えば、身長や体重を調べたり、血液に問題がないか検査をしたり、X線検査をしたりします。また、特別に危ない仕事をしている人は、特殊健康診断を受けます。そして、あなたが健康かどうか、よく調べます。

③ 健康診断は、必ず受けなければなりません。これは、働く人が健康でいるためです。あなたのためですから、受けてください。

④ あなたの健康診断の結果をもらうのは、あなただけではありません。あなたが健康に仕事ができるか知るため、会社ももらいます。しかし会社は、あなたの健康診断の結果について、それ以外の目的でこの結果を使いません。また、会社の外に伝えることもありません。

⑤ この検査にかかるお金は、会社が払います。

⑥ あなたが、特別な危ない仕事の人のための健康診断(特殊健康診断)を受けている時間、あなたは会社から給料をもらいます。

 

ワールドチアーズ協同組合

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健康診断について説明するとき【外国人雇用】の説明となります。

是非この記事をご参考ください。

※この記事は外国人社員と働く職場の労務管理に使えるポイント・例文集を参考にしております。