代替休暇について説明するとき【外国人雇用】

外国人雇用

こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。

外国人材を雇用する際、代替休暇の説明をすることも必要になります。

長時間働いた場合、超えた時間をほかの日にその時間を引いて早く帰ることができます。

残業したら賃金を割り増しすることもできますが、代わりに休みを与えることもできます。

外国人材へこの代替休暇の伝え方等、説明していきます。

代替休暇とは

代替休暇とは、長時間働いた人に、代償として休みを与えるものです。

法定労働時間を超えて働くときには、三六協定が必要です。

さらに、時間外労働は一か月に45時間までと決まっており、それよりも長い時間働くときには特別条項付の三六協定を結ぶこととなります。

時間外労働をした場合は、割増賃金の支給が必要です。

時間外労働の割増率は25%以上、60時間を超える時間の割増率は50%以上と決められています。これは、長い時間働かせすぎることを防止することが目的です。

60時間を超える時間外労働があったときに、割増賃金が増額する分については、割増賃 金を支払うのではなく、休みを与える方法も認められています。

長時間働くことは働く人の健康によくないので、本人に休息の機会を与えるためです。

この休みを、代替休暇といいます。

代替休暇の取り方

代替休暇を与えるためには、使用者と働く人の代表で約束をすることが必要です。

時間外労働についても説明をし、同意を得た上で約束をするようにしましょう。

特に、労働者が代替休暇ではなく割増賃金の支払いを希望する場合は、

「私たちの会社では、 働く人の健康を考えて、割増賃金ではなく休暇を与えることにしている」

といった理由も 併せて説明して理解を得ることも重要です。

外国人社員への説明例

① あなたが、法律で決まっている仕事をする時間より長く仕事をしたときは、いつもよりたくさんの給料をもらうことができます。

② 法律で決まっている仕事をする時間よりも長く仕事をした時間が、1か月に60時間より長いときは、もっとたくさんの給料をもらうことができます。もっとたくさんの給料をもらうかわりに、休みをもらうこともできます。この休みを「代替休暇」といいます。

③ 代替休暇は、あなたがとても長く仕事をしたときに、あなたの体や心のために休む日です。

④ この休みをもらうためには、会社と、働く人の代表が、約束をすることが必要です。この会社は、この約束をしています。

⑤ もっとたくさんの給料をもらうか、休みをもらうかは、あなたが自分で決めることができます。

多くの外国人材の方は残業をしてたくさん稼ぎたいという気持ちがありますが、そのときの体調によって代替休暇を利用することも大事になります。

この休暇を知っているだけで、外国人材も安心して働くことができます。

しっかり丁寧に説明し、健康で長く働いてもらい、会社のさらなる成長ができます。

ワールドチアーズ協同組合

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代替休暇について説明するとき【外国人雇用】の説明となります。

是非この記事をご参考ください。

※この記事は外国人社員と働く職場の労務管理に使えるポイント・例文集を参考にしております。