求める日本語力【外国人雇用】

外国人雇用

こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。

外国人を雇用する際、日本語能力を判断することは非常に大事になります。

『リーディング力』、『リスニング力』、『スピーキング力』、『ライティング力』4つの能力があり、外国人材の働く業種や部署等によって必要な能力を判断することもあります。

4つの能力が安定的にある人材や、ひとつ秀でている人材など、どのような人材を採用するか整理する必要があります。

日本語能力を図る試験について説明していきます。

日本語能力と仕事の能力の関係性

日本語能力と仕事の能力は比例しません。そのため最初から日本語能力を高く求めすぎると採用の幅を狭めてしまい、結果的に知識やスキルのある人材を採用できなくなるリスクが高まります。日本語能力は在日期間とともに向上していきますので、はじめから高い要件を設定せず、求職者の素質を見ることが大切になります。

多くの企業が日本語能力を求めすぎて採用に失敗しているケースがあります。

日本語能力試験(JLPT)

日本語能力の判定方法として、公益財団法人日本国際教育支援協会の

「日本語能力試験」(略称「JLPT」)が広く普及しています。180点満点で「読解力」と

「リスニング力」がN5~N1のレベルで判断され、採用において簡単に日本語能力要件を設定することができます。JLPTを用いた日本語能力設定には注意が必要です。なぜなら、「筆記力」や「スピーキング力」はJLPTでは判定できないからです。JLPTがN3であってもスピーキング力が高いという人材は多くいます。JLPTのレベルは、日本語能力の判断目安として用いることが大切です。

JLPTレベルの目安

N1 【ビジネスレベル】

幅広い場面で使われる日本語を理解することができます

N2【ビジネス基礎レベル(社内コミュニケーション)】

日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができます

N3【日常会話レベル】

日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができます

N4【初級レベル】

基本的な日本語を理解することができます

N5【習い始めレベル】

基本的な日本語をある程度理解することができる

業務内容に必要な日本語能力

採用にあたり、日本語能力の基準を策定する際には、業務内容から逆算して考えることが重要です。例えば、「毎週人事からの通達メールが届くので、高度な日本語の読解力が必要だ」と思っていても、翻訳ソフトなどの代替手段で補完も可能なため、採用基準に日本語読解力を求めなくていい可能性もあります。業務内容を具体的に点検しながら、『リーディング力』、『リスニング力』、『スピーキング力』、『ライティング力』の4つの能力に分けて基準を設定することも大切になります。

JLPT以外の日本語能力が測れる試験

JLPT以外では公益財団法人日本漢字能力検定協会の「BJTビジネス日本語能 力テスト」(略称「BJT」)が知られています。0~800点の点数に応じてJ5~J1+の 6段階(J1+が最高レベル)で、読解力、リスニング力を評価する試験です。

JLPTはN5からN1の5段階の中から自分のレベルに合ったものを受験するのに対して、BJTでは一つの試験を受験し、スコアに応じてJ5からJ1+の6段階のレベル で評価されます。また、JLPTが一般的な日本語力を評価する基準であるのに対して、 BJTはビジネス・コミュニケーションも評価される試験です。

 

外国人材を雇用するのに多くの企業様が日本語力を求めます。

日本語力は非常に大事ですが、ほかの企業様が日本語力に目がいっている隙に、上記内容を参考にしていただくことで、他社と大きな一歩の差をつけることができます。

ワールドチアーズ協同組合

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求める日本語力【外国人雇用】の説明となります。

是非この記事をご参考ください。

※この記事は外国人材と働くためのハンドブックを参考にしております。