【見積もり編】外国人技能実習生総合保険をわかりやすく解説
こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。
外国人技能実習生を受け入れる際、多くの企業様が加入しているのが
**「外国人技能実習生総合保険」**です。
この保険は任意保険ですが、
実習生が日本で安心して生活し、企業が予期せぬトラブルから守られるために、
実務上ほぼ必須と言える保険です。
しかし実際には、
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本当に加入しなければいけないのか
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どこまで補償されるのか
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何が補償対象外なのか
を十分に理解しないまま加入しているケースが少なくありません。
今回は、見積書でも質問が多い「実習生総合保険」について詳しく解説します。
1.【なぜ実習生総合保険に加入するのか】
技能実習生総合保険に加入する最大の理由は、
仕事以外の場面での事故・病気に備えるためです。
仕事中や通勤途中の事故は「労災保険」が適用されますが、
それ以外の日常生活中のケガや病気は、労災の対象外になります。
この保険に加入していれば、
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休日の事故
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私生活中のケガ
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突発的なトラブル
が発生しても、実習生は安心して治療を受けることができます。
近年では、
日常生活中の死亡事故や高額賠償が絡むトラブルも発生しており、
補償をめぐる問題が増えています。
そのトラブルを円滑に解決するためにも、
監理団体・受入れ企業双方にとって重要な保険です。
2.【加入メリットと主な補償内容】
実習生総合保険は、非常に補償範囲が広いのが特徴です。
■ ① 治療費用100%補償(条件あり)
補償期間終了後の業務上災害・通勤災害であっても、
「救援者費用」などが支払われるケースがあります。
事例:
ロボットの誤作動により実習生が頭部を挟まれ重体に。
業務災害のため治療費は労災対応となりましたが、
家族が中国から来日した際の費用が補償されました。
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航空代:60万円
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交通費:15万円
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宿泊費:30万円
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通信費:10万円
➡ 合計115万円が補償
■ ② 自転車事故による高額賠償にも対応
日本では自転車事故の賠償額が非常に高額になるケースがあります。
事例:
歩道走行中に歩行者と衝突し、重傷を負わせたケース。
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治療費:200万円
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通院交通費:10万円
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休業損害:80万円
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慰謝料:80万円
➡ 合計約370万円が補償
■ ③ 地震によるケガ・死亡も補償対象
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地震で家具の下敷きになった
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寮が倒壊し死亡した
こうしたケースでも、
治療保険金・死亡保険金が支払われます。
3.【補償対象外となる主なケース】
以下は、原則として補償対象外となります。
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妊娠・出産・流産・早産
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これらに起因する疾病
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歯科疾病
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通勤・業務上の傷病
※ただし、死亡・危篤状態となった場合は
「救援者費用等」が支払われるケースがあります。
4.保険は「実習生のため」だけではない
この保険の最大のメリットは、
受入れ企業が突発的な高額出費を防げることです。
もし加入していなければ、
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企業が立て替える
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誰が支払うかで揉める
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トラブルが長期化する
といった事態になりがちです。
一方で、
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業務中 → 労災
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妊娠・虫歯 → 自己負担
と整理できるため、
実務が非常にスムーズになります。
5.【監理団体と事前確認すべきポイント】
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保険料はいくらか
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見積書に含まれているか
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補償期間はいつまでか
これらは必ず事前確認が必要です。
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https://world-cheers.com/blog/gijutsu-jisshu-mitsumori-check
6.【まとめ】実習生総合保険は“安心を買う保険”】
実習生総合保険は義務ではありません。
しかし、実務上は加入していない方がリスクが高い保険です。
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実習生の安心
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企業のリスク回避
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トラブル防止
この3つを考えると、
保険料以上の価値があると私たちは考えています。
外部リンク(参考)
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外国人技能実習機構(OTIT)
https://www.otit.go.jp/ -
厚生労働省 外国人技能実習制度
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188508.html
