【見積もり編】外国人技能実習生の入国渡航費をわかりやすく解説
こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。
外国人技能実習生を受け入れる際、必ず発生する費用のひとつが「入国渡航費」です。
しかし実際には、
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誰が支払うの?
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いつ支払うの?
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いくらぐらいかかるの?
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監理団体によって金額が違うのはなぜ?
といったご質問を非常に多くいただきます。
今回は、制度上のルール+実務の実態+注意点をセットで、できるだけわかりやすく解説します。
1.【渡航費は誰が支払うのか】
結論からお伝えします。
外国人技能実習生の入国渡航費は、受入れ企業の負担です。
これは技能実習制度上、明確に定められています。
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技能実習生の母国からの支援 → なし
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送出し機関の支援 → なし
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監理団体の補助 → なし
監理団体はあくまで「企業」と「技能実習生」をつなぐ立場であり、渡航費を肩代わりする制度はありません。
❗ 絶対に注意すべきポイント
ごく稀にですが、
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給与から天引きする
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後から本人に返済させる
といったケースが見受けられます。
これは外国人技能実習法違反となり、受入れ停止処分のリスクがあります。
👉 外国人技能実習機構(OTIT)公式
https://www.otit.go.jp/
「知らなかった」では済まされない部分なので、必ず理解しておきましょう。
2.【渡航費はいつ支払うのか】
実務上の流れは以下の通りです。
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送出し機関が航空券を手配
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現地通貨(多くはドル)で航空券を購入
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購入時点の為替で日本円換算
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その実費を受入れ企業へ請求
つまり、航空券を購入した時点の実費が請求される形になります。
ここで重要なのは、
「見積時の金額」と「実際の請求額」が多少前後する可能性があるという点です。
3.【渡航費はいくらかかるのか】
■ 時期による違い
渡航費は時期によって変動します。
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ローシーズン:約5万円前後
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ハイシーズン:約8万円前後
繁忙期(長期休暇・年末年始など)は高くなりやすいため、
可能であればローシーズン入国を狙うことでコストを抑えられます。
■ 国による違い
基本的に技能実習生はアジア圏(ベトナム・インドネシア等)が中心のため、
国ごとの大きな差はあまりありません。
4.【監理団体によって金額が違う理由】
ここは特に注意が必要なポイントです。
多くの監理団体は「航空代のみ」を請求しますが、
一部の監理団体では、
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自宅から空港までの移動費
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前泊の宿泊費
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飲食費
などを含めて請求するケースもあります。
👉 見積書の「渡航費」の内訳は必ず確認してください。
5.【「実費」と書かれた見積書の落とし穴】
見積書でよく見かけるのが、
渡航費:実費
という表記です。
これは間違いではありませんが、
合計金額が安く見えてしまう錯覚を起こしやすいのが問題です。
✔ 対策
「実費」と書かれていたら、
約5万円前後を仮で足して計算してみてください。
これだけで、後からの「思っていたより高い…」を防げます。
6.渡航費で「上乗せ」する監理団体には要注意
正直にお伝えします。
渡航費の名目で、
本来より高い金額を請求している監理団体も存在します。
見積書は、
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項目が細かいか
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理由が明確か
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他団体と比較して不自然でないか
を必ずチェックしてください。
👉 監理団体変更についての記事(内部リンク例)
https://world-cheers.com/blog/kumiai-henkou
7.【まとめ】渡航費は「安さ」より「透明性」
入国渡航費は、
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必ずかかる
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法律で決まっている
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誤解・トラブルが起きやすい
費用です。
だからこそ、
安く見せる見積書ではなく、正直でわかりやすい説明をする監理団体を選ぶことが、
長期的には企業様のリスクを減らします。
外部リンク(参考)
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外国人技能実習機構(OTIT)
https://www.otit.go.jp/ -
厚生労働省 技能実習制度
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188508.html
