技能実習生の配属日：やるべきことと注意点
配属日とは？
技能実習生が講習センターでの研修を終え、企業に正式に配属される日を"配属日"と呼びます。この日は、行政手続きや生活環境の確認、会社のルール説明などを行う重要な日です。配属日には、監理団体の職員や通訳も同行し、スムーズに進めるサポートをします。企業担当者も一日予定を空けておくと安心です。
1. 市役所での手続き
技能実習生が日本で生活するためには、市役所での登録が必要です。主に以下の手続きを行います。
転入届
技能実習生の転入届を提出し、新しい住所を登録します。転出届が必要なので、事前に準備しておきましょう。
年金免除申請
20歳以上の実習生は国民年金の支払い義務がありますが、講習期間は無収入のため、免除申請を行います。20歳未満は対象外です。
マイナンバー住所変更
実習生はマイナンバー通知書を持っているので、新しい住所に変更します。
住民票の取得
住民票は会社の手続きに必要となることが多いため、1通取得しておくと便利です。
ゴミ出し日程表の確認
市役所でゴミ出しのルールが書かれた資料をもらいます。地域ごとに異なるため、よく確認しましょう。
在留カードのコピー
在留カードの情報は企業にも提出する必要があるため、市役所のコピー機でコピーを取っておきます。
2. 技能実習生の部屋での説明
市役所での手続きが終わったら、実習生の住む部屋へ向かい、生活に関する説明を行います。
家電の使い方
洗濯機や電子レンジ、エアコンなどの使い方を、実習生が理解できるように説明します。
ゴミ出しルール
地域ごとに異なるゴミの分別ルールをしっかり説明し、特に間違いやすい点を確認します。
騒音の注意
近隣住民とのトラブルを避けるため、騒音に注意するよう伝えます。
掃除の習慣
特に水回りの掃除を週に一回以上するよう指導します。
Wi-Fiがあると実習生が家族と連絡を取れるため、事前に準備しておくと安心です。
3. スーパーでの買い物
道順を覚える
スーパーまでの道を覚えながら移動し、実習生が一人でも行けるようにします。
何を買うべきか説明
通訳を介して必要な食材や調味料を確認し、実習生が適切に買い物できるようサポートします。
買い物後、部屋へ戻り、荷物を整理したら会社へ向かいます。
4. 会社での説明
道順の確認
部屋から会社までの道を覚えながら向かいます。
技能実習ファイルの説明
監理団体の職員が企業に実習生の管理に必要なファイルを渡し、説明します。
技能実習日誌の記入
実習生は毎日、技能実習日誌を書きます。書き方を指導します。
履行状況管理簿の記入
企業担当者が毎月記入する管理簿の説明を行います。
総合保険の説明
実習生が加入している保険の内容について説明します。
賃金台帳・タイムカードの管理
毎月、賃金台帳やタイムカードをファイルに保存するよう指導します。
巡回・監査
毎月の巡回監査の流れを説明し、3カ月ごとの監査についても説明します。
雇用条件の確認
給与額や支払日、勤務時間などを再確認し、実習生にも明確に伝えます。
まとめ
配属日は、技能実習生が新しい環境でスムーズに生活・勤務できるようにするための重要な日です。市役所での手続き、住居の説明、会社のルール確認などを計画的に進めましょう。
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