はじめに|日本人が採れない時代、外国人雇用は“特別”ではない
-
「日本人の応募が全然来ない」
-
「採用してもすぐ辞めてしまう」
-
「人材不足で現場が回らない」
こうした背景から、
「外国人雇用も検討してみようか」と考える企業様が確実に増えています。
ただ一方で、
-
何に気をつければいいのか分からない
-
本当に戦力になるのか不安
-
トラブルが起きないか心配
という声も多いのが現実です。
そこで本記事では、外国人雇用を検討する企業様に向けて、必ず知っておいてほしいポイントを3つ、現場目線でお伝えします。
第1章|ポイント① 会社の生産性が上がる理由
外国人雇用の大きなメリットの一つが、会社全体の生産性が上がることです。
若くて安定した人材を確保できる
外国人材は、20代前半〜30代前半の若い世代が中心です。
体力があり、意欲も高く、現場で安定した活躍が見込めます。
特に重要なのが、3年以上働く人が多いという点です。
日本人採用では、
-
1年以内に辞めてしまう
-
2年以内に転職する
というケースも珍しくありませんが、
外国人材は3年以上働く前提で来日しているため、現場が安定します。
教育力が自然と向上する
日本語が得意ではない外国人材を受け入れることで、
-
分かりやすく説明する力
-
教え方を工夫する力
-
教育の仕組み化
が自然と身につきます。
これは、結果的に日本人社員の教育にも良い影響を与えます。
「外国人を雇ったら、会社全体の教育レベルが上がった」
という声は、実際によく聞きます。
第2章|ポイント② 人材が“集まりやすい”という現実
外国人雇用を語るうえで、
避けて通れないのが「人材が集まるのか?」という疑問です。
日本で働きたい外国人は非常に多い
結論から言うと、
日本で働きたい外国人は、今も非常に多いです。
-
日本の技術を学びたい
-
日本で働いてお金を貯めたい
-
家族に仕送りをしたい
こうした目的を持った方が多く、
「ほぼ100%人材が集まる」という感覚に近いのが実情です。
円安でも日本はまだ人気なのか?
よく聞かれる質問があります。
「円安が進んでいるけど、本当に日本で働きたい人はいるの?」
この点についても、現場の感覚としては
**「まだまだ日本は人気」**です。
確かに、
-
韓国
-
ドイツ
-
その他欧州諸国
なども人気が出てきており、以前より分散はしています。
ただ、日本は依然として「働きやすい国」「安全な国」として評価されています。
求人・広告費の削減につながる
条件が良く、職場環境が整っている企業には、
-
リピートで就労希望者が集まる
-
紹介ベースで人材が来る
といった好循環が生まれます。
結果的に、
求人広告費を大きく削減できるケースも少なくありません。
第3章|ポイント③ 日本人採用が難しい企業ほど向いている
外国人雇用が特に向いているのは、次のような企業です。
-
日本人を募集しても応募が来ない
-
採用してもすぐ辞めてしまう
-
平均勤続年数が短い
実際、外国人材を受け入れている企業では、
日本人社員の平均勤続年数が3年未満というケースも多く見られます。
その一方で、
外国人材は3年以上働く割合が非常に高い。
これは、企業にとって大きなメリットです。
第4章|なぜ外国人材は「3年以上働く」のか?
よく聞かれる質問があります。
「なぜそんなに長く働いてくれるの?」
理由はシンプルです。
-
在留資格上、一定期間働く前提で来日している
-
目標(貯金・家族支援・キャリア形成)が明確
-
簡単に転職できない仕組み
日本の在留資格は約29種類あり、その中で
一定期間、同じ企業で働くことが前提の制度が存在します。
実際、
90%以上の方が3年間働き切るというデータ感覚もあります。
第5章|気をつけるべきこと① 絶対にやってはいけない行為
メリットが多い外国人雇用ですが、
気をつけなければならない点もあります。
まず大前提として、
-
暴力
-
暴言
-
差別的な扱い
これは絶対にNGです。
これは外国人に対してだけでなく、日本人に対しても同じですが、
外国人材の場合、これが
-
失踪
-
離職
-
大きなトラブル
につながりやすくなります。
第6章|現場で起きやすいトラブルの原因
多くのトラブルの原因は、
-
言葉の問題
-
価値観の違い
-
伝え方の問題
です。
「言ったつもり」「分かっているはず」
という思い込みが、ズレを生みます。
だからこそ、
-
ゆっくり説明する
-
何度も確認する
-
日常的に声をかける
こうした姿勢が非常に重要です。
第7章|育成就労制度にもつながり、役立つポイント
ここで、今後始まる育成就労制度とのつながりについて触れておきます。
育成就労制度は、
-
外国人を“育てながら働いてもらう”
-
日本語教育・技能教育を重視
-
定着を前提とした制度
です。
実は、今うまく外国人雇用ができている企業は、
すでに育成就労制度と相性の良い考え方を持っています。
-
教える前提で受け入れている
-
日本語を大切にしている
-
人を育てる文化がある
これは、制度が変わっても成功する企業の共通点です。
第8章|外国人雇用は「人材投資」
私の意見として、
外国人雇用は人手不足対策ではなく、人材投資だと考えています。
-
教えた分だけ成長する
-
信頼関係が定着につながる
-
結果的に会社の力になる
短期目線では大変に感じることもありますが、
中長期で見れば、非常に大きなリターンがあります。
まとめ|まずは正しい理解から始めてほしい
外国人雇用には、
-
明確なメリット
-
知っておくべき注意点
があります。
大切なのは、
制度や噂だけで判断しないことです。
正しく理解し、向き合えば、
外国人雇用は企業の大きな力になります。
内部リンク
-
ワールドチアーズ協同組合ブログ
https://worldcheers.or.jp/blog/ -
YouTube「外国人のトリセツ」
https://www.youtube.com/@World_cheers
外部リンク(公的情報)
-
出入国在留管理庁
https://www.moj.go.jp/isa/
