こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。
外国人技能実習生を受入れる際、技能実習生同士や日本人従業員とケンカすることが稀にあります。文化の違い、コミュニケーションでのすれ違いやお互いにうっぷんが溜まって、ケンカになるケースが多いです。
ケンカで一方的にケガをさせてしまった場合やお互い殴り合いのケンカをして、少し大ごとになってしまったときの対処の仕方をご説明いたします。
受入れ企業様によって対処の仕方は違うと思いますが、監理団体では下記のように対応しております。
従業員とケンカした場合
① 技能実習生からなぜケンカが起きたのか、通訳、受入れ企業様、監理団体で話の場を設けます。
② 技能実習生をリラックスさせ、そのときの状況を説明してもらい把握します。
③ 別の場で、同じようにもう一方のケンカした相手の状況も説明していただきます。
④ お互いの説明を聞き、お互いが悪いのか、一方的なのか、謝罪することができるか、
許すことができるかなどを確かめます。
⑤ お互い許しあえるようでしたら、謝罪の場を設けます。
ここまではそれぞれやり方は違うと思いますが、仲直りすることが大事になります。
和解書
今後はこのようなことが起きないように、ケンカをした両者で和解書を交わします。
和解書は恐怖心など残るため、次にやられたらこの文面があるという武器になり、安心して
仕事、生活ができる効力があります。
技能実習生の母国語と日本語で作成いたします。
一方的にケガをさせた(させられた)場合
一方的にケガをさせられた方は、今後も恐怖感が残るため和解書は必須になります。
ケガをさせた側は、治療費を支払う必要があり、和解書にも記載するようにします。
お互い様の場合
お互い様ではあるが、今後も恐怖心があったりする場合、和解書は必須になります。
治療費に関してはお互いで話し合い、和解書に記載するようにします。
サンプルは下記の図になります。
国際問題に発展することも
これは実際にあったお話です
① 日本人従業員とケンカをした技能実習の顔にキズができた
② いつも通り家族とTV電話をした
③ その家族はひどく心配し、労働省に連絡し顔のキズの写真も見せた
④ その技能実習生の国の大使館、外国人技能実習機構から監理団体へ連絡がきた
⑤ 大使館は大変ご立腹で警察にも連絡するという
⑥ 監理団体はすぐに通訳とその技能実習生に会いにいき、警察にいくか、裁判するかどうかなど今後どうするか聞きにいった
⑦ その技能実習生は、こんな大ごとになってると気づかなかった
⑧ 最終的に、対面して謝罪し合い、今後もこのようなことが起きないよう和解書にサインをした
この件には、お互いが殴り合って両者成敗だったことで、謝罪で終わったとのことです。
暴力は簡単に国際問題へと発展するので、気をつけなければいけません。
ワールドチアーズ協同組合
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以上が、【外国人技能実習生】従業員とケンカした場合どうする!?の説明となります。
是非この記事をご参考ください。