悪質ブローカーの正体【外国人雇用】

外国人技能実習生

こんにちは、ワールドチアーズ協同組合です。

悪質ブローカー、外国人雇用するのによく聞く言葉です。

外国人技能実習生を受入れる際に悪質ブローカーが存在することもあり、日本にいる外国人を雇用する際にも悪質ブローカーは存在します。外国人を受入れる企業も気を付けなければなりません。

そんな悪質ブローカーとはなにかご説明していきます。

悪質ブローカーの正体

ブローカーとは取引相手を紹介し、取引を成立させる仲介人となり、取引相手のお役に立っております。

外国人技能実習のブローカーには『悪質』なブローカーがたくさんおります。

外国人技能実習に潜む悪質ブローカーは、日本と技能実習生の母国にいます。

技能実習生の母国には送出し機関という派遣会社があり、

送出し機関(母国)→監理団体(日本)→企業(日本)の流れで技能実習生が企業へ配属されます。この流れで悪質ブローカーは下記のように暗躍しております。

外国人技能実習生が日本へくるまで

外国人技能実習生を受入れたい企業を送り出し機関へ紹介し、送出し機関から仲介手数料を徴収します。相場は一人紹介に対して10~20万円ほどといわれております。

技能実習生は日本へ実習するために借金をして送出し機関へ多額の金額を支払い、さらに

プラスして、この仲介手数料を送出し機関へ支払うこととなります。

以前はベトナムで、送出し機関への支払を合計で100万円から多いところで150万円を

支払っていました。さすがに摘発されたみたいです。

今でも多額の借金をしてきてるので、心に余裕を持つことができず失踪につながるケース

も少なくありません。

※監理団体がこのような悪質行為をしていることが多く、技能実習法で『六月以下の懲役

又は三十万円以下の罰金に処する』とあります。

外国人技能実習生が日本にいる場合

技能実習生が失踪するパターンで多いのが、悪質ブローカーがSNSなどを利用して、今よりも高い給料で働くことができると発信して近づいています。

中には技能実習生の母国語で相談、対応してもらえるため、技能実習生も安心してしまい、引っかかるケースが多くあります。

技能実習生を利用して失踪させるだけでも悪質ですが、さらに日本企業に対しても悪質なのです。

失踪した技能実習生を雇ってしまうと、「不法就労助長罪」で3年以下の懲役若しくは

300万円以下の罰金に処し、又はこれらを併科すると定められています。

悪質ブローカーは、失踪させた技能実習生と企業から二重で手数料を得ることができるのです。

 

この記事では外国人技能実習生に関して説明しておりますが、他のビザの外国人に対しても在留カードを偽造してまで、企業へ紹介しております。

外国人を受入れる企業も、慎重に雇用しなければなりません。

これが悪質ブローカーの正体です。

ワールドチアーズ協同組合

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以上が悪質ブローカーってなに?のご説明となります。

是非この記事をご参考にしてください。